薄毛・抜け毛対策>加齢と薄毛の関係 思春期から中高年期
ここでは思春期から青年期そして中高年期までを一気にみて
いきたいと思います。
■思春期〜青年期
成長ホルモンの分泌が急激に増加し、子どもから大人の体つき
に変わっていきます。その成長に大きくかかわってくるのが
男性ホルモンです。
この男性ホルモンは思春期に分泌が始まり、体全体に影響を
及ぼします。たんぱく質を筋肉に変えたり、体毛を増やしたり
するだけでなく、人にやる気や行動力を与えるのも
男性ホルモンです。
もちろん髪にも影響を与えます。
この時期に発症する深刻な抜け毛が「若年性脱毛」です。
これは、本来なら成長期にある毛根細胞が正常に働かず
髪が寿命を全うする前に抜け落ちてしまう症状です。
その原因のひとつが「角栓様物質」。過剰に分泌された皮脂と
毛穴の奥に詰まった古い角質が混り合い、大きな塊となって
毛穴を塞いでしまいます。
予防策はこれを取り除くこと。
しっかりとシャンプーするだけでなく、時にはヘアサロンで
毛穴の奥をすっきりさせるのもよいでしょう。
■中高年期
この時期になると、実は、体の衰えが進行してきます。
頭髪ももちろん例外ではありません。
髪が細くなり、徐々に抜け落ちる本数も増加。
それが目に見えて分かるのが、この時期です。
原因として挙げられるのが、動脈硬化により血のめぐりが悪く
なること。血液中にコレステロールがたまったり
動脈の弾力性が衰えることが大きく絡んでいます。
60歳を過ぎたあたりから体毛や髪が薄くなることを
老人性脱毛症と呼びます。
進行には個人差がありますが、誰にでも現れる自然な現象
とも言えるでしょう。
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